伊豆ダイビングの季節ごとの透明度や、見どころ、必要な装備

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伊豆半島は四季によって水温や透明度、見られる生物が大きく変わります。まずは各シーズンの特徴を一覧で見てみましょう。

季節水温透明度装備おすすめ
春(3〜4月)14〜18℃★★★★☆ドライウミウシ
初夏(5〜6月)18〜23℃★★☆☆☆ドライ〜ウェットアオリイカ
夏(7〜9月)23〜27℃★★★☆☆ウェットハンマー・ウミガメ
秋(10〜12月)18〜25℃★★★★★ドライ〜ウェットサクラダイ
冬(1〜2月)14〜16℃★★★★★ドライハナダイ

「冬でも潜れる?」

と聞かれることがありますが、伊豆の海は一年を通してダイビングを楽しめます。季節ごとにメリットとデメリットがあるので、それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。

真冬のダイビング
雪降る真冬のダイビングもドライスーツなら快適にできる

春(3〜4月)

海水温は気温より約1か月遅れて変化するため、この時期の海の中はまだ冬です。そのため海の中はまだ冬で、水温は低くドライスーツを使用したダイビングになります。

透明度は時に「春濁り」と呼ばれる植物性プランクトンの大量発生による濁りが発生することがあります。そんな時は透明度が著しく低下しますが、近年、この春濁りは少なくなってきていて、安定した透明度を期待できる季節です。

春、おすすめの生物

大瀬崎ダイビング
冬から春にかけてはツノザヤ系のウミウシが観察できる。伊豆全体で減ってきているが大瀬崎は今でも健在

3月 大瀬崎 ツノザヤウミウシ

低水温を好むウミウシが最も多くなるのがこの季節です。ウミウシで代表されるポイント大瀬崎、静浦、浮島などはこの季節のおすすめのポイントです。特にこの時期でしか見ることのできない「ツノザヤウミウシ」はとても可愛いので、ぜひ一度出会ってほしい生物です。

初夏(5〜6月)

全体的に穏やかな日が多く、水温&気温は上がってくる季節で潜りやすくなる反面、伊豆半島の透明度はダウン傾向になります。特に北のエリアでは透明度がダウンしやすく、透明度の悪さを比喩した、通称「味噌汁」などと呼ばれるコンディションはこの季節が多いです。

一方、黒潮が接岸すると透明度20mを超える日もあり、一気にベストコンディションへ変わることもあります。

初夏、おすすめの生物

川奈のアオリイカ

6月 川奈で撮影したアオリイカの産卵シーン。黒潮が入ると最高のコンディションでダイビングすることができます。

この季節は湾内のポイントを中心にアオリイカの産卵が盛んになり、ダイバー達を楽しませてくれます。普段は警戒心の高いアオリイカですが、この季節だけはダイバーが近寄り観察したり撮影することができる貴重な季節です。

夏(7〜9月)

夏本番のこの時期は、体験ダイビングやオープンウォーター講習、ファンダイビングと様々なメニューでダイバーが賑わう季節です。水温は高く、ウェットスーツで快適に潜れます。透明度は日によって変動しますが、平均10m前後と十分楽しめます。

これからダイビングを始めたい方、初心者ダイバーは夏から始めるのが最もストレス無くおすすめです。

夏、おすすめの生物

神子元ハンマーヘッドシャーク

7月 神子元 シュモクザメ

写真は神子元島のハンマーヘッドシャークです。上級者向きのポイントですが、伊豆半島でダイビングするならチャレンジしてみたい一級ポイントです。神子元のハンマーは夏が期待値が高く、この季節を心待ちにしているダイバーも多くいます。

川奈のウミガメ

7月 川奈 アオウミガメ

一方で初心者に人気が高いのがウミガメです。サンライズのホームの川奈でも夏は安定してウミガメと出会うことができます。ウミガメの他にも夏は様々な魚が活発になるので、たくさん潜りたいシーズンです。

秋(10〜12月)

透明度・水温・魚影の三拍子が揃う、一年で最もおすすめのシーズンです。

魚種・魚の量もピークを迎え、南方からのカラフルな魚や、カンパチなどの回遊魚、カマスやアジの魚群など各地のダイブサイトで見どころ満載です。

秋、おすすめの生物

田子太根

10月 田子 サクラダイ

伊豆半島を代表する魚の一つサクラダイはこの季節に産卵シーズンを迎え、量・密度共にピークを迎えます。伊豆のダイビングの定番になりつつあるこの景色はぜひ一度見ておきたい景色です。深度が深いので上級者向きです。

紅白が美しいクマドリカエルアンコウや、サイコロのような形と色合いが可愛い、ミナミハコフグの幼魚は秋に人気のアイドルたちです。

冬(1〜2月)

陸上・水中共に気温が低くダイバーが遠のく季節です。しかし透明度が高くいつも綺麗な海が期待できます。ダイバーが少ないので、人数比の少ないチームでのダイビングが多くなり、写真をじっくり撮影したい方にはおすすめです。

冬、おすすめの生物

キシマハナダイ

1月 IOP キシマハナダイ

魚類の中でも最も美しいとされているハナダイは低水温を好むため、冬季に観察しやすくなります。写真のキシマハナダイは普段は100m近辺に生息していますが、冬季になるとダイビングでも観察できる深度まで上がってくることがあります。

またアンコウやリュウグウノツカイなどの深海魚も低水温を好むため、稀に出会うことがあります。

実は、伊豆を潜り込んでいるダイバーほど「冬が一番好き」と答える人が少なくありません。

あなたにおすすめの季節は?

初めて伊豆でダイビングをするなら、水温が高く海も穏やかながおすすめです。

透明度や魚影など、総合的なコンディションを重視するならが一年で最もおすすめのシーズンでしょう。

人混みを避けて、のんびり潜りたい方や、水中写真をじっくり楽しみたい方には冬から春がおすすめです。

伊豆の海は一年を通してダイビングを楽しめます。

季節ごとに異なる景色や生物との出会いがあるので、ぜひ思い立ったタイミングで伊豆の海へ出かけてみてください。

サイト管理人
そーさん

インストラクター歴18年。沖縄で修行を積み、伊豆半島へと拠点を移す。伊豆のダイビングシーンに可能性を見出し、川奈を拠点にダイビングショップ【SUNla伊豆】を立ち上げる。現在はインストラクタートレーナー(インストラクターを教育できる最高資格)として若手インストラクターのコーチングだったり高度なダイビングのガイドやトレーニングを行っている。

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