川奈は東伊豆を代表するダイビングスポットです。
穏やかな湾内に位置し、水深も浅いため、初心者でも安心して楽しめるポイントとして人気があります。
アクセスの良さに加え、ウミガメと高い確率で出会えることでも知られ、年間を通して多くのダイバーが訪れます。伊豆で初めてダイビングをする方や初心者の方は、まず川奈から潜ってみるのがおすすめです。
川奈の立地とアクセス

アクセスの良さ:★★★★☆
川奈は東伊豆の伊東市に位置するダイビングスポットです。東京からは伊豆急線を利用して約90分、車でも約2時間30分とアクセスが良く、日帰りでも気軽に訪れることができます。
また、川奈駅からダイビングポイントまでは車で約5分です。多くのダイビングショップでは無料送迎を行っているため、車がない方でも不便なく利用できます。
川奈のダイビングスタイル

川奈はビーチダイビングがメインのダイビングスポットです。穏やかなビーチは初心者でも安心して潜ることができ、体験ダイビングやライセンス講習にも最適です。また、ハゼやカエルアンコウをはじめとするマクロ生物も豊富で、じっくり生き物を観察・撮影したいダイバーにも人気があります。
一方、ボートダイビングでは地形やソフトコーラルが楽しめるポイントが点在しています。ビーチとは異なる景観を楽しみたい方や、よりダイナミックなダイビングを楽しみたい方にはボートダイビングがおすすめです。
川奈の魅力
ウミガメと高確率で会える海

川奈は伊豆半島でも屈指のウミガメ遭遇率を誇るダイビングスポットです。複数のアオウミガメが長年この海に定着しており、一年を通してウミガメと出会えるチャンスがあります。
さらに、ウミガメが見られる水深は約5mと浅いため、初心者ダイバーはもちろん、体験ダイビングやスノーケリングでも遭遇できる可能性があります。伊豆でウミガメに会いたい方には、特におすすめのスポットです。
初心者に優しい海

川奈は岬に囲まれた湾内に位置しているため、波や風の影響を受けにくく、年間を通して比較的穏やかなコンディションが続きます。エントリー直後から水深2〜3mほどの浅場が広がるため、初心者でも安心してダイビングを楽しめます。
夏場には体験ダイビングやライセンス講習で多くの初心者が訪れ、伊豆半島でも初心者に人気の高いダイビングスポットとなっています。
川奈のポイント紹介
川奈ビーチ
最大水深20mほどの岩盤と砂地で構成された、穏やかな湾内のポイントです。初心者でも潜りやすく、ゆったりとしたダイビングを楽しめます。
ウミガメのほか、初夏にはアオリイカの産卵が見られることでも人気があります。運が良ければ産卵行動を間近で観察でき、川奈を代表する季節の見どころの一つです。

また、年間を通して魚影が濃く、カマスやアジの群れをはじめ、ソラスズメダイやクマノミなどの南方系の魚まで、多彩な生物を観察できるダイビングポイントです。
川奈ボート

川奈ではボートダイビングも楽しむことができます。伊豆半島のボートポイントの中では比較的穏やかで、潮流が発生しにくく、すべてのポイントに潜降ロープが設置されているため、初めてのボートダイビングや、これから外洋でのダイビング経験を積みたい方にもおすすめです。
一方で、どのポイントも水深は18mを超えるため、アドバンスダイバー以上で、ある程度のダイビングスキルを身につけていることが参加条件となります。
また、1本目は穏やかなビーチで感覚を取り戻し、2本目にボートダイビングを楽しむ「1ビーチ1ボート」のスタイルも川奈では人気があります。
ウバコーラル レベル:★★☆☆☆

川奈で最も港に近いボートポイントでありながら、色鮮やかなソフトコーラルが群生する人工魚礁として人気のポイントです。ウミトサカやヤギ類が見事に繁茂し、伊豆らしい華やかな水中景観を楽しむことができます。
水深は15〜30m程度と幅広く、ダイビングレベルに合わせて深度を調整しやすいため、ボートダイビング経験の浅い方にもおすすめです。
このポイントは夏季限定でオープンするため、シーズン中に川奈を訪れる際はぜひ潜ってみてください。
赤根 レベル:★★★☆☆

川奈で最も沖合に位置するボートポイントです。深度30mから立ち上がる大きな岩の周りは魚影が濃く、ソフトコーラルも綺麗で見応えがあります。根の先端は潮通しが良く、トビエイやネコザメなどの大物と遭遇することも多々あります。川奈の外洋ポイントを潜るならここ「赤根」がおすすめです。
梶ケ根 レベル:★★★☆☆

赤根の隣に位置する梶ケ根は、赤根同様、川奈の最も沖合に位置するポイントです。深度18mから水面直下まで立ち上がった巨大な岩盤の周りは潮通しが良く、根頭周辺では、タカベ、キンギョハナダイ、スズメダイなどの外洋性の魚影が濃く見られます。水族館のような濃い魚影を楽しみたいなら梶ケ根がおすすめです。
馬の背 レベル:★★☆☆☆
馬の背は、川奈のボートポイントの中でも比較的穏やかなポイントです。水深23m付近から立ち上がる中規模の根を中心に潜り、潮流が入ることもほとんどないため、ボートダイビング初心者にもおすすめです。
長作や赤根と比べると魚影や大物との遭遇率はやや控えめですが、沖合ならではの地形を楽しみながら、じっくりと生物観察や水中写真を楽しめます。
尾竜 レベル:★★☆☆☆
尾竜は、最大水深約23mの砂地とゴロタが広がるポイントです。潮流が入ることはほとんどなく、ボートダイビング初心者でも安心して潜ることができます。
ゴロタの隙間にはネコザメやドチザメが潜んでいることが多く、川奈のボートポイントの中でもサメとの遭遇に期待できるポイントとして人気があります。大物を狙いたい方には特におすすめです。
鵜島 レベル:★★☆☆☆
鵜島は、水深18m前後の白い砂地と岩盤が広がる、初心者でも潜りやすいボートポイントです。潮流の影響もほとんどなく、落ち着いた環境でダイビングを楽しめます。
魚影や大物との遭遇期待度は控えめですが、美しい砂地と岩盤が織りなす景観が魅力です。岩盤の境界にはさまざまな生物が潜んでおり、じっくりと生物観察や水中写真を楽しみたい方におすすめのポイントです。
また、水深が比較的浅いため無限圧限界に余裕があり、長めの潜水時間を確保しやすいのも鵜島の魅力です。
長作 レベル:★★★☆☆
川奈で最も難易度が高いのが「長作」です。潮流が速く、水深も深いため、海況が良い日にしか潜ることができない貴重なポイントです。その分、川奈の中では最も大物との遭遇に期待できるポイントとして知られています。
川奈のダイビングで注意したいこと
川奈は湾内のポイントのため、水底は細かい沈泥で構成されています。フィンキックやマイナス浮力による着底で沈泥を巻き上げると透明度が悪化してしまうため、中性浮力を意識して潜ることが大切です。
またウミガメは触れるほど近くで観察することができますが、生物に接触するのはマナー違反です。優しい気持ちでゆっくりと観察しましょう。
川奈で必要なスキルと器材
川奈はエントリー/エキジット付近の深度が2〜3mのため、ダイビング後半で浮きやすくなります。そのため、普段ボートダイビングが中心の方は、普段より1kg程度ウェイトを増やすと、快適にダイビングを楽しめるでしょう。
川奈はこんな人におすすめ
- 伊豆でのダイビングが初めての人
- オープンウォーター講習
- アドバンス講習
- リフレッシュダイビング
- 初心者ダイバー
- フォト派ダイバー
川奈は安全性の高さから初心者向けのダイビングスポットというイメージがありますが、実際にはベテランダイバーにも人気の高いポイントです。ハゼやカエルアンコウ、ウミウシなどのマクロ生物が豊富で、生き物が好きなダイバーや水中写真を楽しむフォト派ダイバーも数多く訪れます。
特に撮影しやすい浅めの水深に被写体が多く、時間をかけてじっくり写真を撮影できることも川奈の魅力です。そのため、初心者だけでなく、幅広いレベルのダイバーに親しまれています。
ゲスト目線で見る川奈
川奈についてゲストからよく聞くのは、「まったりしていて好き」「焦らずに潜れる」「故郷のような感じがして、また帰ってきたくなる」といった言葉です。
実際に、何十年にもわたって毎週のように川奈へ通い続けているダイバーもいます。この穏やかで優しい海は、訪れる人に安心感や癒やしを与えているのでしょう。
ガイド目線で見る川奈
私は川奈をホームにガイドしていますが、川奈は初心者やオープンウォーター講習、体験ダイビングに最適なダイビングスポットだと感じています。エントリーするとすぐ目の前にはカラフルな魚たちが群れ、比較的高い確率でウミガメにも出会うことができます。そのため、講習や体験ダイビングでも、スキルを学ぶだけでなく、海の楽しさや感動を同時に伝えられることが川奈の大きな魅力です。
初めてダイビングをする方から経験豊富なダイバーまで、幅広いお客様に満足度の高いダイビングを提供できる、伊豆を代表するフィールドの一つだと考えています。
川奈のダイビング情報まとめ
川奈は、高い確率でウミガメと出会えることから、伊豆半島でも特に人気の高いダイビングスポットです。穏やかな海況が続くため、初心者やブランクダイバーでも安心して楽しむことができ、体験ダイビングやライセンス講習の開催地としても多く利用されています。
また、現地には多くのダイビングショップがあり、自分に合ったサービスを選びやすいことも魅力の一つです。東京から約90分とアクセスも良く、日帰りでも気軽にダイビングを楽しめます。
「ウミガメに会いたい」「安心してダイビングを始めたい」という方には、川奈は最初の一歩として自信を持っておすすめできるダイビングスポットです。



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