平沢(ひらさわ)は、沼津市にある西伊豆エリアのダイビングスポットです。駿河湾の最奥部に位置するため波や流れの影響を受けにくく、一年を通して穏やかなコンディションの日が多いのが特徴です。そのためライセンス講習やリフレッシュダイビングで利用されることが多い人気スポットとなっています。
平沢の立地とアクセス

アクセスの良さ:★★★★☆
平沢は伊豆半島の北西部、沼津市西浦エリアに位置するダイビングスポットです。伊豆の玄関口にあるためアクセスが良く、首都圏からの日帰りダイビングにも人気があります。
車の場合は、東名高速「沼津IC」または新東名「長泉沼津IC」から伊豆縦貫道を利用して約30〜40分で到着します。
電車の場合はJR沼津駅から路線バスまたはタクシーでアクセスできます。車がなくても訪れることは可能ですが、路線バスは本数が限られています。そのため、送迎サービスを行っているダイビングショップを利用すると、より快適に平沢でのダイビングを楽しめるでしょう。
平沢のダイビングスタイル
平沢はビーチダイビングをメインとしたダイビングスポットで、初心者向けの海として知られています。穏やかな海況から、ライセンス講習や体験ダイビングで利用されます。

一方、ボートダイビングでは最大水深約40mまでのディープダイビングが可能です。ダイナミックな地形や水中写真を楽しめることから、ファンダイビングを目的とした経験豊富なダイバーも楽しめます。
平沢の魅力
充実した施設

平沢が多くのダイビングショップに選ばれる理由の一つが、充実した施設と高い受け入れ能力です。広々としたセッティングエリアや、大きなお風呂、広いシャワールームなど、快適に過ごせる設備が整っています。
特に大人数での講習やツアーでも利用しやすく、伊豆半島でもトップクラスの利便性を備えたダイビング施設です。
安定した海況

平沢のもう一つの大きな魅力は、年間を通して海況が安定していることです。駿河湾の奥に位置しているため風や波の影響を受けにくく、台風の接近時でもダイビングができるコンディションを維持していることがあります。
伊豆半島の多くのダイビングポイントがクローズとなる日でも、平沢だけは潜れるということも珍しくありません。
平沢のポイント紹介
ヘッドランド周辺
平沢のメインとなるビーチポイントです。ヘッドランド周辺は魚影が非常に濃く、メジナやクロダイをはじめ、さまざまな魚が群れています。タイミングが良ければ、タカベやカマスの大群に遭遇できることもあります。

エントリー・エキジットがしやすく、水深も浅いため、オープンウォーター講習に最適です。
東口エリア

ファンダイビングやアドバンス講習では、東口を利用することが多いです。最大水深約20mまで潜ることができる、緩やかな傾斜の砂地が広がる穏やかなポイントで、初心者から経験者まで幅広いダイバーが楽しめます。
砂地にはカエルアンコウや、エビカニ類などが豊富で水中写真を目的に潜るのもおすすめです。
淡島・根の端(ボートポイント)
迫力ある地形と豊富なソフトコーラルが魅力のポイントです。急斜面に広がるウミトサカの群生は見応えがあり、サクラダイやアカオビハナダイが群れる様子は、美しい水中景観をつくり出しています。

このポイント最大の魅力は、伊豆半島で唯一のオオミナベウミトサカの群生を観察できることです。ポリプが一斉に開いた姿は、まるでモフモフの絨毯のような幻想的な光景で、一度は見ておきたい景色です。
平沢のダイビングで注意したいこと
平沢は湾奥に位置しており、他のポイントが潜れない荒天時に利用されることも多いため、透明度が低下しやすい傾向があります。透明度が悪い日は、バディやインストラクターとはぐれないよう十分注意しましょう。
また、水底は砂や泥で構成されているため、フィンで巻き上げると視界が悪くなり、周囲のダイバーにも影響を与えてしまいます。ガンガゼやラッパウニなどの有毒のウニも比較的多く生息しているため、中性浮力を維持し、不用意に着底したり手をついたりしないよう心掛けましょう。
平沢で必要なスキルと器材
砂の巻き上げや危険な生物への接触を防ぐためには、中性浮力の習得が大切です。また、透明度が悪い日はバディやインストラクターとの位置確認が難しくなるため、水中ライトを携行すると安全性が高まります。
平沢はこんな人におすすめ
- オープンウォーター講習
- アドバンス講習
- リフレッシュダイビング
- 初心者ダイバー
- フォト派ダイバー
平沢は、オープンウォーター講習やアドバンス講習、各種スペシャルティ講習に適したポイントです。一方、ボートポイントでは伊豆半島で唯一のオオミナベウミトサカの群生を観察できるため、フォト派ダイバーや上級者にも一見の価値があります。
ゲストからみた平沢
当店では講習で利用することがほとんどのため、多くのゲストにとって平沢はダイビングを習った「思い出の地」となっています。
ヘッドランド周辺は白砂が広がり、「沖縄のような景色」と言われることもよくあります。
また、海越しに富士山を望める絶景も平沢の魅力の一つで、ダイビングの合間に写真を撮るゲストも多くいます。
ガイドから見た平沢
私は平沢でオープンウォーター講習やアドバンス講習を担当することが多いですが、平沢はエントリーしやすく、初心者ダイバーや講習を行う際も安心して受講生をご案内できるポイントだと感じています。これほど穏やかにエントリーできるポイントは、伊豆でもほとんどありません。
一方で、湾奥に位置することや、荒天時の代替ポイントとして利用されることが多いため、透明度が悪くなることがあります。そのため、私は平沢へ向かう際は事前に透明度を確認し、安全な視界が確保できるかを必ずチェックしています。
平沢ダイビングまとめ
平沢は荒天時に強く、オープンウォーター講習やアドバンス講習、各種スペシャルティ講習まで幅広く利用されているポイントです。初心者でも安心して潜れる環境が整っている一方で、ボートポイントでは伊豆半島で唯一のオオミナベウミトサカの群生をはじめ、ソフトコーラルが広がるダイナミックな景観も楽しめます。
また、富士山を望む美しいロケーションや白砂が広がる水中景観も平沢ならではの魅力です。講習で訪れる方はもちろん、フォト派ダイバーや久しぶりにのんびり潜りたい方にもおすすめできるダイビングポイントです。



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