ダイビング講習では、すべてのスキルを一度でできるとは限りません。
水中で緊張してしまったり、耳抜きがうまくできなかったり、スキルに苦手意識を感じたりすることもあります。
そんなとき、「今日の講習を中断したら、もう続けられないのでは?」と不安になる方もいるかもしれません。
しかし、講習を中断することは決して失敗ではありません。
無理をして続けるよりも、その日の状態に合わせて中断し、落ち着いてから再開することが大切です。
講習を中断することは「失敗」ではありません
無理をして続けないことも大切
ダイビングでは、無理をしないことがとても大切です。
水中で怖さを感じたり、体調に不安があったり、スキルに自信が持てない状態で講習を続けると、さらに悪化してしまうケースがあります。
そのような場合は、インストラクターに伝えて講習を中断するという選択肢があります。
講習を中断したからといって、それまでの練習が無駄になるわけではありません。
一度水から上がって気持ちを落ち着かせることで、次に再開するときには前よりもリラックスして取り組めることもあります。
なぜ講習を中断することがあるの?
スキルへの苦手意識や水中での緊張
講習を中断する理由は、人によってさまざまです。
例えば、マスククリアが怖くて先に進めない、耳抜きがうまくできない、水中で上手く呼吸ができないなどがあります。
特に初めてのダイビングでは、水中という普段とは違う環境に緊張するのは自然なことです。
「周りはできているから、自分もやらなきゃ」と思ってしまうかもしれません。
しかし、焦った状態で無理にスキルを行う必要はありません。
体調や疲れが原因になることも
体調がすぐれない、寒さを感じる、疲れてしまったという場合も、無理に講習を続けるべきではありません。
ダイビング講習は、決められた時間内にすべてを終わらせることが目的ではありません。
その人が安全にスキルを身につけられる状態であることが大切です。
中断した講習はどうなる?
その日のうちに再開できる場合も
講習を中断した場合、その後の対応は、講習の種類や進み具合、中断した理由などによって変わります。
休憩を取ることで気持ちが落ち着いたり、インストラクターと相談して練習方法を変えたりすることで、その日のうちに再開できる場合もあります。
後日改めてリトライすることもできます
その日の講習を続けることが難しい場合は、無理に終わらせる必要はありません。
予定していた日程で講習を終えることができなかった場合でも、後日改めて来店し、できなかったスキルをリトライすることができます。
まだ練習が必要なスキルがあれば、再開したときにもう一度練習していきます。
「中断したから最初から全部やり直し」というわけではありません。
これまでにできていることや、練習した内容を確認しながら、その人に合わせて進めていきます。
次の講習までにできること
できなかった理由を振り返ってみる
講習を中断した場合、次回までに「絶対にできるようにしなければ」と思う必要はありません。
まずは、なぜ難しかったのかを振り返ってみましょう。
「マスクに水が入るのが怖かった」「鼻から息を吐くのが難しかった」「水中で緊張して呼吸が速くなった」
など、自分が苦手に感じたポイントを整理しておくと、次回の練習にもつながります。
不安なことはインストラクターに伝える
次の講習の前に、不安だったことや苦手だったことをインストラクターに伝えておきましょう。
「前回ここが怖かった」と伝えることで、次回はその部分を意識しながら練習することができます。
苦手なことを伝えるのは、恥ずかしいことではありません。
自分の状態をきちんと理解し伝えることも、安全にダイビングを楽しむために大切なことです。
講習を再開するときに大切なこと
前回より少しずつできることを増やす
次の講習では、前回できなかったことをいきなり完璧にやろうとする必要はありません。
まずは水中で落ち着いて呼吸するところから始めたり、簡単なスキルを行ったりしながら、少しずつ感覚を取り戻していきましょう。
一度経験している分、前回よりも水中の環境に慣れていることもあります。
「前回できなかったから、今回もできないかもしれない」と考えるより、「今回は少し落ち着いてやってみよう」という気持ちで臨むことが大切です。
一つずつできることを増やしていきましょう。
中断する勇気もダイビングには必要
ダイビング講習では、頑張って続けることだけが正解ではありません。
自分の状態を確認して、「今日はここまでにする」という判断をすることも、安全にダイビングを続けるためには大切です。
講習を中断したことは、ダイビングに向いていないということではありません。
苦手なスキルがあっても、時間をかけて練習することでできるようになることはたくさんあります。
できなかったことを一つずつ練習しながら、安心してダイビングを楽しめるようになっていきましょう。


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