ダイバーの悩みは何なのか?
これまでお客様が何に悩んでいるのか、どんな不安を抱えているのか、そんなことを現場でヒアリングしてきた中で分かったのが、ダイバーの悩みは大きく分けると二つしか無かったと言うことです。
- 趣味を共有できる友達が居ないこと
- スキルに関する不安
もしもこれに該当せずに、こんな悩みもあるんだ!って方はコメントいただけると嬉しいです。アンサー記事を書いてみようと思います。
前者は人によって感覚も違うところですが、後者に関してはほとんどの方に心当たりがあるのではないでしょうか。
例えばライセンスを取得したばかりの方の悩みだったら「耳抜きがうまくいかない」「海が怖い」等ですね。経験本数が50本以上の方でも「エアの消費が早い」だったり、「泳力がない」などです。
そして最もよく聞く悩みはこれです。
「何ができていないのかが分からない」
ダイビングと言うスポーツは野球やサッカーのように勝敗がありません。またゴルフのようにスコア化することもできません。勝負事だったりスコアがあれば、不足しているスキルが自覚しやすく何をトレーニングしていけば良いのかが明確になります。
勝敗もなければ、スコアもないのがダイビングの良いところなんですが、ダイビングスキルを磨きたい人にとっては迷子になりやすいのも事実です。
〜現場あるある〜
初見のお客様で「苦手なことや不安なところを聞かせてください」と伝えると「特にありません!」と自信を持って返してくれるのですが、いざ潜ってみるとエアの消費がめちゃくちゃ早かったり、砂を巻き上げまくって泳いでいたり。なんてことはよくあります。
こんな具合に自分のスキルを自覚していない、と言うダイバーがたくさんいます。
あなたは脱ビギナー?チェックリストで確認
ダイビングスキルを自己評価できるようにチェックリストを作ってみました。8割程度の項目をクリアできれば脱ビギナーと言えるでしょう。
- 器材のセッティングができない
- 自分のウェイトが分からない
- フリー潜降ができない
- 耳抜きに苦戦する
- 中性浮力が取れない
- ダイブコンピュータを理解できない
- 安全停止や減圧停止の意味が分からない
- 正しい浮上速度が分からない
- 泳力がない
- エアの消費が早い
- メンタルが不安定
この中のスキルでも特に重要度の高いスキルが「中性浮力」です。中性浮力が正しくできていないと、砂を巻き上げてしまったり、水底の生物にダメージを与えてしまう懸念があります。しかしもっと深刻なのは運動量上がって呼吸が苦しくなったり、エア切れにつながることです。いち早くマスターすることをお勧めします。
http://try-diving.sunla-izu.com/perfect-buoyancy/
ダイビングは競技ではないので人によってレベルが違うことは悪いことではありません。しかし自分のスキルを正しく理解し、今の自分のレベル感を把握していないと、ダイビングを楽しめなかったり、他のダイバーや環境に悪影響を与えてしまったりすることがあります。何より自分自身の安全性を損なうことになります。
一般的なスキルアップの方法
本数を重ねる
ダイビングの経験本数を重ねていくのは、必然的にスキルアップに繋がります。間隔が短ければ短いほど少ない本数で上達していきます。僕は「自分の年齢のダイビング本数を一年以内に経験するとある程度のことはできるようになる」そう伝えています。
本数を重ねるときの一番のポイントは期間を空けないことです。例として1週間続けて、毎日3ダイビングすればほとんどの人はダイビングの基礎スキルは身につくでしょう。1週間連続が難しい方は、1ヶ月に一回のダイビングを一年継続すれば、一定水準のダイバーにはなっているはずです。
ただし海外のリゾートなどで殿様ダイビングを繰り返してもスキルアップには時間がかかります。実際に100本以上潜っていてもダイブコンピュータを使えない方や、中性浮力が取れないダイバーがたくさんいます。
単に本数を重ねてスキルアップを図るよりもトレーニングダイビングの方がタイパ&コスパともに良いと言えるでしょう。僕の感覚ですが、トレーニングダイブ10本とファンダイビング50本の経験でのスキル習得度は同等だと感じます。
ステップアップコースに参加する
指導団体が用意しているステップアップコースに参加するのも効果的です。オープンウォーターダイバーならばアドバンスコースへ参加するのが良いでしょう。アドバンスまで取得したらスペシャリティコースを受講してみましょう。例えば中性浮力を練習したければピークパフォーマンスボイヤンシー(PADI)、パーフェクトボイヤンシー(SSI)などがあります。
レスキューダイバーコースへ参加するのも良いですし、ダイビングを真剣に続けていきたいのであればダイブマスターコースに参加すれば大幅なスキルアップが望めます。
指導団体の教育プログラムは、トレーニング手順と達成条件が決まっているので、インストラクターはガイドラインに沿ってトレーニングします。そのおかげで世界中どこでも、誰がやっても一定の水準が担保されるというメリットがあります。
理想的なスキルアップの方法
目標を持つと良い
トレーニングはそれ自体が楽しいことですが、何のためにやっているか分からなくなってしまうとモチベーションを維持するのが難しくなります。
まずは自分の行ってみたいダイビングスポットや経験してみたいダイビングを目標に設定して、そのダイビングに必要なスキルをトレーニングれば、具体性が増して習得度も爆上がりします。
「ここに行きたいのでこのスキルを徹底的に教えてください」そう伝えればインストラクターもニーズメットしたトレーニングを行うことができます。
僕の個人的なおすすめは、小笠原や沖縄の沈没船エモンズ、伊豆だったら神子元島です。ダイブマスターになることを目標にするのも良いですね。
コーチングを受ける
最速で上達したい人や、水に対するストレスが高い人はトレーニングが得意なインストラクターからパーソナルでコーチングを受けるのが良いでしょう。
指導団体の認定コース(アドバンスコースやスペシャリティコース)は、万人向けの課題達成型のプログラムなので、一方的なトレーニング形式になってしまいます。(認定とはそういうことです)
一方、専属でコーチングを受ける場合は、あなたにとってどのスキルが不足しているかを評価してもらうことから始めます。不足しているスキルに対して重点的に、必要なことを納得いくまで練習することができます。
例えば当店の場合、水が苦手で基礎スキル習得度が低いゲストだったら、プールに行って安心できる環境でスキルの練習をします。水中時間が長く取れるので、1日でも大幅にスキルアップが期待できます。逆に基礎スキルが身についてきた人には、敢えて長距離をハイペースで泳ぐ練習をしたりしています。この練習をすることでエア消費の改善や、泳力アップが望めます。

SSIではスクーバスキルズアップデートというコースがあり、これはインストラクターが一定の条件内で自由にプログラムを決めてトレーニングすることができるコースです。そのため、認定カードは発行されないですが、あなた用にカスタマイズされた無駄のない効率的なトレーニングを行うことができます。
コーチングを受けるには
どこまでを求めるのか、受講生のレベルによって、トレーニングに必要な時間が変わってきます。1日で完結しようとせず、定期的なトレーニングを受けるつもりでお店を選びましょう。
そのため、まずは日帰りで通える圏内で、ホームと言えるようなお店を見つけます。できればCカードを取ったお店が一番です。
通いつけのお店がない人はGoogleマップで探してみると良いです。気が付いていないだけで意外と自宅の近くにもダイビングショップがあったりするものです。
信頼できるショップが見つかったら、コーチングを直接お願いしてみましょう。そうすればあなたにあったプランを提案してくれるはずです。
あなたのことをよく知っているインストラクターがいて、あなたのレベルに合ったトレーニングや、ダイビングツアーを開催してくれる、そんな関係を構築してきましょう。
あとは良いお店に出会えるかどうかです。これは相性もあるので、ブログやwebサイト、SNSで情報をチェックしつつ、実際にショップに行ってみたりしながら、通いたくなるようなお店を見つけましょう。
1日でコーチングを受けるなら、当店の1DAYコーチングがおすすめです。詳しくはこちら↓

コーチングを受ける手順
1、通えるショップを見つける
2、スキル評価をしてもらう
3、目標を決める
4、習得できるまで通う(スクーバスキルズアップデートを受ける)
2、3日で完結することもあったり、目標や成長速度によっては、長い期間をかけてトレーニングしていく必要があるかもしれません。ゴールは自分で決めれば良いので、納得のいくまで通ってみましょう。
まとめ
目標を設定して、コーチングを受けるべし。ホームショップを見つけて定期的なトレーニングを重ねつつ、ファンダイビングも楽しんでいこう。経験本数30本を目標にブランクを空けずに継続できれば、基礎スキルも身につき、不安も消え、安全に潜れるダイバーに育っているはずです。
ブランクが空いてしまった方は一度スキル評価を受け、あなたにとって最適なトレーニングを行ってもらいましょう。
当店でのコーチングを希望される方は、以下の公式LINEよりコーチング希望とメッセージを添えて送ってください。あなたに経験やニーズに沿って最適なプランを提案させていただきます。



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