オープンウォーター講習って補講もあるの?
答えは「YES」です。
オープンウォーター講習って苦戦する人もいる?
「けっこういます」
オープンウォーターって不合格もある?
これは「めったにない」です。
これからオープンウォーターコースに参加しようと思っている人の中には
ちゃんとできるかな・・・
他の人についていけなかったらどうしよう。
こういった不安を抱えている人がいると思います。
この記事では
- 認定の条件
- 認定できないパターン
- どんな時に苦戦するか
- うまくいかなかった時の解決策
- 講習でつまずかない為の準備
について徹底解説してきます。この記事を読めばきっとオープンウォーターコースがスムーズに進み、安全で楽しいダイビングライフのスタートを切れるはずです。
これまで18年間で、1400名以上のダイバーの講習を行ってきたそーさんが今まの経験をもとに、皆様の不安を解決してきます。
認定の条件
オープンウォーター講習ではどういった条件で認定されるのでしょうか。まずはその条件を見ていきましょう。
認定条件は
- テストに合格する
- プールでの課題をすべてクリアする
- 海洋実習での課題をすべてクリアする
オープンウォーター講習はこの三つの柱から成り立ってていて、それぞれの課題をクリアできれば合格、認定となります。それぞれ内容を見ていきましょう。
テストに合格する
テストは50問で、75%以上が合格でチャンスは二回です。
最近はほとんどがデジタル学習になっていて、テストも事前に終えることができるので、学科試験で不合格を受ける人はほとんど居ないと思います。少なくとも僕は過去に1人も居ませんでした(ちょっと裏技使うことはありますが)
限定水域講習をクリアする
限定水域講習とはプール講習、または海の穏やかな浅場を使った講習です。この講習ではインストラクターがデモンストレーションを見せて、受講生が真似をしながら24個のスキル(PADI)を練習していくトレーニングです。
この段階ではつまずく人も出てきます。どうしても水にストレスが高く顔を浸けることができない人や、マスクに水を入れて自力で抜く、「マスククリア」が苦手な人は、ここが最初のハードルになります。
海洋実習の課題をクリアする
海洋実習は全部で4本のダイビングを経験します。限定水域講習で習った内容を海でそのまま反復練習していく流れになっています。海では波や流れもあり、水底も起伏があります。プールとは違った条件でのトレーニングになるので難易度は上がります。
認定は「できた」ではなくマスターしたか
これらの課題をクリアすれば基本的には認定となります。ただし認定の定義は「できた」ではなく、「マスター」したというのが指導団体の考え方です。PADIの理念には「マスタリーラーニング」という定義があります。これは「できた」だけでは不十分で、マスターしていることで初めて認定を許可するというインストラクターへの指導です。
僕らインストラクターはこの基準で受講生を評価しなくてはならないので、認定するかどうかは結論インストラクターの「さじ加減」となってきます。
最新の考え方は受講生の判断を重視
最終的にはインストラクターと受講生で相談しつつ認定するかどうかを決めます。
PADIの考え方では、受講生本人の認識を最重要としています。
例えばいくらインストラクターがスキルに難癖をつけていようが、自分がマスターした!と言い切れればそれはOKなんです。
逆にスキルに全く自信がない受講生に、「はい合格」と認定してはいけないということでもあります。
もしも認定に関するトラブルがあるようなら、直接各指導団体に問い合わせてみるのも一つの手段です。
認定できないパターン
参加するべき全てのプログラムに参加できなかった
実際当店で認定まで至らなかったケースのほとんどはこの展開です。例えば二日目で体調を崩してしまい、三日目に参加ができなかったケースなどです。有効期限は6ヶ月で、その間に再受講できなければもう一度初めからのスタートとなります。
つまり自らリタイアするケースです。
苦戦しやすいスキル
水慣れ
初めてのダイビングは想像以上に緊張します。そして想像以上に体の自由が奪われます。人によってはプールに入って顔を浸けるにも数十分の時間を要する場合があります。ただ覚えておいてほしいのは必ずどんな人も一定の時間をかければ水に慣れる、ということです。無理せず、焦らず行けば良いのです。
マスククリア&マスク脱着
マスクに水を入れて抜くスキルです。基本スキルの中で一番ストレスがかかります。水慣れと同様で、慣れるまで時間はかかりますが、何度も繰り返し練習することでどんな人でもできるようになります。
耳抜き
耳抜きは初めのうちは、うまくできずに苦戦する方がいます。耳は一度痛めてしまうと翌日のダイビングに支障を与えるので、この場合リスケをしたり、補講にしたりして調整が必要になることもあります。水に耐性のある方でも耳のトラブルは起こるので注意したいところです。
あらかじめ、耳抜きについてしっかりと知識をつけておけば当日苦戦する確率は下げることができます。こちらの記事を読んで、耳抜きの方法をマスターしておくと良いでしょう。
うまくいかなかった時の解決策
沖縄や海外など、限られた日程で認定まで辿り着けそうにない、そんな場合は、スクーバダイバーで認定をするという手段があります。
オープンウォーターの一歩前段階の認定で、とりあえず認定をしてもらって後日、別のダイビングショップで続きの講習を行う、という方法です。
また講習中に「ついていくのが難しい」と感じた場合は、自らスクーバダイバーに認定レベルの引き下げを要求するという方法もあるので選択肢として覚えておきましょう。
ただ、できれば同じインストラクターから講習を受ける方が、安全度も信頼度も高いです。もともと不安のある方は、補講になっても良いように最低1日くらいは余裕を持ったスケジュールで旅行日程を組むのがベストです。このような意味合いからも、本来OW講習は通える範囲のショップで受講するのがおすすめです。
講習でつまずかないための準備と心構え
準備
水に対するストレス、耐性は人それぞれですが、ダイビングはメンタルによるところが大きいです。そのため、事前勉強をしっかりと行って、自信を持って参加することが唯一できる準備です。
補講上等〜、そう思うことで楽になる
必ず合格しなけらばならない、そう思えば思うほどプレッシャーになり、できることもできなくなってしまいます。
そんな状態で無理やり講習を終えても、楽しかった、もっと潜りたい、とは思えずライセンスを取得した意味すらなくなってしまいます。
大事なのは「予定している期間で必ず終えなければならない」という固定概念を捨て、何日かけても、私は私。と割り切り自分のペースを守ることです。
その分追加で時間もお金もかかりますが、実際のところ受講生にとっての一番の不利益は、補講になったことではなく、安全に潜るスキルを身につけることができなかったことで、万が一その後のダイビングで事故に繋がってしまえば、取り返しのつかない損失になります。
補講になってしまったら?
補講=安全を優先している証拠です。
「今日はここまでにしましょう」
「もう少し練習してから次に進きましょう」
こう言ってくれるショップは、かなり良心的です。
無理に進めようとしたり、全くできていないのに「大丈夫大丈夫」と言って認定するようなお店は将来的に受講生にとって不利益しか生みません。
もしも自分で納得のいくレベルに達していないと感じるのなら、自ら「補講お願いします!」そう伝えましょう。
そんな真剣な受講生がいたらきっとインストラクターも喜び、もっと真剣に寄り添って教えてくれることでしょう。
不安な時にやってはいけないこと
- 無理に「できます」と言う
- 周りに合わせて我慢する
- 分からないまま進む
これが一番危険です。事故につながるケースもありあす。OW講習だけでなく、ダイビングライセンスを取得してからも、ダイビングでは、常に無理しない、自分のペースを守る、理解できるまでしっかりと聞く、これを覚えておいてください。
まとめ|OW講習は「できるまで」が正解
最後にまとめます。
- OW講習は思うように進まないことがある
- 補講になることもある
- リタイアしない限り認定される
- 無理に進めない方が安全
- ゆっくり進んだ人ほどちゃんと学ぶ
OW講習は
「早く終わらせること」が目的ではありません。
ゆっくり、しっかり、自分のペースで学ぶ
そんなダイバーが一番良いダイバーに育ちます。
もし補講になってしまったら
「誰よりちゃんと学んでる!」そう喜んでください。





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