ダイブマスターになりたいそんなしっかり思ったあなたはきっとダイビングにがっつりハマっていて、さらに責任感の強い素晴らしいダイバーのことでしょう。
費用はどれくらいかかるのか?どんなコース内容なのか、などあまり情報も出ていません。この記事ではダイブマスターになることのメリットや具体的なトレーニング内容なども紹介していきたいと思います。
こんにちわ!みーです✨ 実際にゲストとして通い始めて、終いにはインストラクターになるまでなった私が、ダイブマスターを取得する上で必要になったこと、実際にかかった費用等、詳しく解説していきたいと思います!
ダイブマスターになるには ― プロへの第一歩を踏み出そう ―
ダイブマスターとは、スクーバダイビングのプロフェッショナルとしての第一歩となる資格です。水中世界を安全に案内し、ダイビングの楽しさを伝える役割を担います。インストラクターを目指す人はもちろん、ダイビングスキルを極めたい人にとっても大きな目標となる資格です。
本記事では、ダイブマスターになるための条件や流れ、必要なスキルについて詳しく解説します。
ダイブマスターとは何か
ダイブマスターは、ダイビングショップやリゾートでファンダイビングのガイドを担当したり、インストラクターの講習をサポートしたりするリーダー的存在です。
例えば
- ファンダイビングのガイド
- 講習中の受講生のサポート
- ブリーフィングの実施
- 安全管理
など、水中と陸上の両方で重要な役割を担います。
代表的な指導団体には、PADI、NAUI、SSIなどがあり、どの団体でもダイブマスターはプロ資格として位置付けられています。
ダイブマスターになるための条件
一般的に、ダイブマスター講習を受けるためには以下の条件があります。それぞれの指導団体において、若干の違いがあるので、それぞれ解説していきます。
SSI
SSIでは、Dive Guide(ガイドプロ)とDivemaster(ガイド+講習アシスタント)の2段階があります。SSIダイブマスターは、ダイビングのプロとして、ガイドや講習アシスタントができる資格であり、プロへの第一歩となる重要なステップです。
①年齢:18歳以上
プロ資格のため18歳以上が必要です。ただし、Dive Guideは、15歳から可能です。
②取得資格
SSIの場合、以下が必須です。React Rightは、24ヶ月以内に修了していることが必要です。
- Stress & Rescue
- React Right(CPR(心肺蘇生法)、AED、応急処置、酸素プロバイダーを含む救急資格)
上記資格は、他団体の同等資格が認められる場合があります。
③ダイビング経験本数
必要本数は、2段階に分かれており、様々な環境で経験を積んでいることが重要です。
- 講習開始時:40本以上
- 認定時:60本以上
④健康状態
ダイビングに適した健康状態であることで、メディカルチェックが必要な場合があります。
⑤ログ記録
以下の SSI 認定資格、公認トレーニング機関からの同等の資格を持っているか、以下の各分野で少なくとも 5 回のダイビングのログ記録を提示して経験の証明を提示する必要があります。
- ディープダイビング | 30メートル以上
- ナビゲーション
- 夜間及び視界不良
⑥学科試験等
SSI「Science of Diving」(ダイビング理論)を習得し、最終試験に合格する必要があります。
PADI
PADIダイブマスターは、プロとしてダイビングを仕事にできる最初のステップです。水中ガイドや講習のアシスタントとして活躍できる資格であり、多くのダイバーの憧れでもあります。
①年齢:18歳以上
ダイブマスターはプロ資格のため、18歳以上であることが必須です。責任ある立場として、ゲストの安全管理を担う準備が求められます。
②保有資格
以下のライセンスが必要で、プロとして必要な安全管理能力を学びます。
- オープンウォーターダイバー
- アドバンスドオープンウォーター
- レスキューダイバー
上記ライセンスは、他団体でも可能です。
③ダイビング経験本数
必要本数は、2段階に分かれており、様々な環境で経験を積んでいることが重要です。
- 講習開始時:40本以上
- 認定時:60本以上
④救護資格
EFR(Emergency First Response)を過去24ヶ月以内に受講していることが必要です。
EFRには以下の項目が含まれます。
- CPR(心肺蘇生法)
- AED使用
- 応急処置
⑤ダイビングメディカルチェック
医師の診断書が必要になる場合があり、安全にプロ活動を行うための健康確認です。
⑥認定条件
以下の評価に合格する必要があります。
- 水中スキル評価
- スタミナテスト合格
⑦講習内容
基本スキルを高いレベルで実施できるようにし、プロとしての責任を学びます。プロとしての体力も必要です。
- 知識開発(e-learningで実施の場合あり。)
ダイビング理論、物理・生物、器材、減圧理論 - 水中スキル
24スキルのデモンストレーション、レスキュー能力の向上 - 実践
講習補助、ガイドトレーニング、ブリーフィング練習、水中マップの作成
ダイブマスター講習では、単に潜るだけでなく「プロとしての能力」を身につけます。
ダイブマスターができること
SSI
認定後は、プロとして以下の活動ができ報酬を得ることができます。
- 認定ダイバーを対象に水中ガイドとして活動する。
- インストラクターのサポートとして、エントリーレベルや継続教育コースの補助ができる。
- オープンウォーター等のトレーニングダイブの補助(生徒2名まで)が可能
- SSIのエコロジープログラム等を教える資格にも進めるようになる。
PADI
ダイブマスターになると、以下のことが可能になります。
- ファンダイビングのガイドができる。
- インストラクターのアシスタントとして講習の補助ができる。
- 一部プログラムを実施(スノーケルガイド、リフレッシュプログラムの補助)できる。
ダイブマスターに必要な資質
ダイブマスターは、海を安全に案内し、ゲストに最高の体験を提供するプロフェッショナルです。そのため、単にダイビングが上手なだけでなく、「人」と「安全」に向き合うための資質が求められます。これは、どの指導団体においても共通して重要とされています。
責任感
ダイブマスターはお客様の命を預かります。水中では、小さな判断が大きな事故を防ぎます。「自分がチームを守る」この意識が必要で、安全を最優先に考える姿勢が重要です。
観察力
優れたダイブマスターは、常に周囲を観察しています。ゲストの様子、エアの残量、泳ぎ方など観察しています。トラブルは、早く気づけば防げます。観察力は、安全に直結します。
冷静さ
海では、予想外のことが起こります。流れが強くなったり、ゲストがパニックを起こしたり、トラブル時でも慌てず冷静に対応できることが求められます。冷静さは、経験と意識で身につきます。お客様に安心感を与えることも大切な仕事です。
コミュニケーション能力
ダイビングはチーム活動です。分かりやすいブリーフィングや安心させる声かけ、信頼関係の構築など、とても重要になってきます。特に初心者にとってダイブマスターの存在は大きな安心になります。
ダイブマスターになるメリット
スキルが飛躍的に向上する
自分のダイビング技術が大きくレベルアップします。中性浮力やナビゲーション等、すべてのスキルを高いレベルまで磨きます。その結果、どんな海でも余裕を持って潜れるダイバーになることができます。ファンダイビングの楽しさも、今までとは比較にならないくらい楽しむことができるようになります。
ダイビングの楽しみが変わる
今までは、「自分が楽しむ」ことが中心でしたが、ダイブマスターになると、ゲストを楽しませるなど、人の笑顔が喜びになります。ゲストからの「ありがとう」「最高でした」と言われた瞬間は、何にも代えられない達成感があります。
海を見る視点が変わる
ダイブマスターになると、地形の理解、潮の流れ、生物の行動などがわかるようになります。今まで気づかなかった、季節の変化や小さな生き物、海のコンディションが見えるようになり、海がより深く面白くなります。
ダイビングを仕事にできる
ダイブマスターは、プロとして活動できるようになります。ガイドやダイビングショップ勤務、インストラクターへのステップ、海外就職など、可能性が広がり、海を仕事にする道が開けます。沖縄や伊豆、海外など、活躍できる場所は無限にあります。
人として大きく成長できる
ダイブマスターは、人の安全を守る立場です。責任感、判断力、冷静さなどが身につき、日常生活や仕事にも大きく役立ちます。また、自信もつきます。「自分はできる」と思えるようになり、海の中でも陸の上でも、物事に対して前向きになれます。
向上心
プロになっても学びは終わりません。スキル練習に海や器材の知識、常に成長し続ける姿勢が必要です。向上心がある人ほど信頼されるダイブマスターになれます。
楽しませたい気持ち
ダイブマスターの役割は、安全管理だけではありません。ゲストに感動、楽しさ、思い出を提供することです。「喜んでもらいたい」その気持ちがプロとしての魅力になります。
ダイブマスターへの道のり
一般的なステップは以下の通りです。
STEP1:オープンウォーターダイバー取得
すべてはここから始まります。この資格では、基本スキルや安全管理、ダイビングのルールを学びます。まずは、「自立したダイバー」になることが目標です。
STEP2:アドバンスオープンウォーターダイバー取得
次にディープダイビングやナイトダイビング、ナビゲーションなど、より幅広い環境で潜る技術を学びます。水中での対応力が大きく成長します。
STEP3:レスキューダイバー取得
ここが大きな分岐点で、トラブル・緊急時の対応、救助補助を学びます。「自分のため」から「人のため」へ意識が変わります。多くの人がここで、ダイビングの本当の面白さと責任を実感します。
STEP4:経験を積む(60本以上)
ここに順番はありません。経験を積むだけです。指導団体によって若干の違いがあるので注意が必要です。本当にいいダイブマスターになるには100本以上の経験が理想です。
STEP5:ダイブマスター講習
いよいよプロへの道です。水中スキルの完成度を高め、ガイド技術を学び、プロとしての知識も身につけていきます。
ダイブマスターになるための期間・費用は?(DM講習)
期間
指導団体によって講習内容に差があるため、一概にこれといったものはありません。担当するショップ、インストラクターによって変わってきます。一般的に3ヶ月から半年、人によっては数年かける人もいます。早い人と遅い人の差は、「どれだけ講習する機会を作るか」です。機会を作れば作るほど、早く進みますし、忙しくてなかなか機会が作れない人は、どうしても期間がかかってしまいます。
費用
ここも指導団体によって多少の差はあります。ベースとなる教材費を先に支払い、その後は、講習の都度、清算していく形になります。講習終了後、無事、合格となれば、ライセンス登録費用を払う形になります。
PADI:教材費¥57,572(税込)、登録申請料
SSI:教材費¥66,000(税込)、登録申請料
これに加え、実際に講習を行う際のダイビング費用がかかってきます。具体的には、交通費、宿泊費(宿泊を伴う日)、食事代、ダイビング代、レンタル器材代(すべて自前の人は不要)が必要です。最終的な総額はいくら?って思うと思います。概ね15万円から25万円程度です。
実際の例
ダイビング代(2ビーチ):¥13,200(ショップ、ポイントによる)
交通費(概略):片道¥4,000(往復¥8,000)
食事代(昼食):¥1,000
合計¥22,200
これが1日にかかる概略費用であり、宿泊が伴えばこれにさらにプラスされます。この1日単価を講習にかかる日数で掛けた金額がダイビング費用になります。
講習日数5日の場合
ダイビング費用:¥22,200×5日=¥111,000
教材費:¥66,000(SSIの場合)
合計:¥177,000
講習日数10日の場合
ダイビング費用:¥22,200×10日=¥220,000
教材費:¥66,000(SSIの場合)
合計:¥286,000
あくまで一例ですが、必要になる費用のイメージはこんな感じです。これに合格後の登録申請料を加えた金額が総額になります。ちなみに私は16回講習を行ったので、総額45万を越えました!人によってどうしても差は出てしまいますが、これがプロになるために必要なものであり、お金には変えられない価値が待っています。
ダイブマスターはゴールではなくスタート
ダイブマスターはプロの入口です。ここからインストラクターやコースディレクターなど、さらに上を目指すこともできます。また、たとえ仕事にしなくても、自分自身のダイビングは大きく変わります。海の見方、安全意識、技術、すべてがワンランク上になります。
ダイブマスター取得後の進路
ダイブマスターはプロの資格のため、持っていれば働くことができいろいろな未来が待っています。
- ダイビングガイド
- リゾートスタッフ
- 非常勤プロ
- インストラクターへ進む
多くの人がここからプロとしてのキャリアをスタートさせます。
経験者として…
実際に私がダイブマスターを取得したのは、昨年の4月です。DM講習としてスタートしたのが1月なので、ちょうど3ヶ月半かかりました。リーダー的な存在で引っ張ってくれる人がいたおかげで、スムーズに講習を行うことができ、3ヶ月半で取得できました!そんなリーダー役がいると心強いです。
講習を開始した当時は、本数的には60本を越えていたので、基準は満たしていましたが、経験値的に全然低くて今思えば無謀にも近いところがありました。この頃から将来インストラクターになれたらな〜って思うとこがあったので、無茶をお願いして、講習メンバーに入れてもらいました。ちなみにこのDM講習ですが、ショップにもよりますが冬をメインにしているところが多いと思います。どうしても講習専用にインストラクターが必要になるので、ゲストの少ない閑散期にやることが多いです。経験値が低いとせっかくの講習も身に付かず、やるだけで精一杯になってしまうので、おすすめはある程度の経験を積んでからがいいです。本数的には100本を越えたくらいからかなって思います。
費用については、上でも述べましたが、トータル40万円くらいです。これは、海洋実習の数を多くしたこともあるので、ここまでかからないと思っていただいても大丈夫です。
実際にダイブマスター取得後は、インストラクターを目指して各種アシスタントに入らせてもらいました。講習中に学んだことを活かす機会でしたが、実際のゲストを前にやるとなるとそうもいかず日々苦戦し、毎度得られるものは大きかったです。
ダイブマスターからはプロの世界…ほんとに実感の日々です!
まとめ
ダイブマスターとは、ダイビングのプロとしての第一歩です。なるためには、経験、技術、責任感が必要です。しかし、その先には今までとは違う世界が待っています。
「海を楽しむ側」から
「海を案内する側」へ
水中世界をより深く愛し、人を笑顔にしたい人にとって、ダイブマスターは、最高のステップになるでしょう。




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